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素朴な疑問
「女子大生が、卒業式で袴姿になるのはどうしてだろう?」

女子大生が、卒業式で袴姿になるのはどうしてだろう?
卒業式だけ女子大生が袴姿になるのは、なにか理由やいわれがあるのかなー?

一般に、女性が袴をはくようになったのは1871年(明治4)頃からのようです。
女学校の教員が着用していたのが元かもしれません。

1878年頃からは女学生もはくようになり、当時女性の社会進出のための第一歩は、教育を受けるということだったようです。
学校に通えるのは一部の上流階級だけの子供たちで、彼女らは社会的にそれなりのステイタスを持ち、気概というものが袴姿になったと思われます。

服装としての袴姿は、公の場における個人ではなく公人としての正装というような意識だったと、推測できます。

袴現在でも伝統のある女子大などでは、権威を誇る教授などが、卒業式の服装として「袴姿が望ましい」とコメントしたりというエピソードもあるようです。

実際には、女子大生にすれば「かっこいい」とか「みんな着ている」という理由が、実情かもしれません。
アニメの影響だとかいう意見も耳にしたりしますね。